1. HOME
  2. 事業案内
  3. 標準片業務
  4. 標準片業務
標準片業務

標準片業務

標準片業務

求められるのはばらつきの小さなブロック。
当社の硬さ標準片・シャルピー衝撃基準片が
お客様の試験機校正をサポートします。

1988年より旧・通産省工業技術院計量研究所(以下NRLM)の技術指導を受け、強度標準片の開発に着手したことを契機に、硬さ標準片並びにシャルピー衝撃基準片の製造・販売をしております。その製品の性質上、極めて高精度な品質を求められます。それを実現するために品質工学を用いた熱処理技術を開発し、テストピース加工メーカーとして培ったノウハウを活かした一貫生産によって、硬さ標準片・シャルピー衝撃基準片の製品化・供給を実現しました。

硬さ標準片は一般財団法人日本軸受検査協会(以下JBI)によって全製品について高精度で標準値の値付けが行われ、シャルピー衝撃基準片の校正は一般財団法人日本海事協会(以下NK)の試験により基準値の証明を行い販売しています。

硬さ標準片

当社の硬さ標準片がそのように名乗れるのは、NRLMが設定した国家標準値と高い精度でトレーサビリティが実現しているから。
現在ではそれに加えて硬さ試験機を校正する力・長さなどの各標準とトレーサビリティが取れた校正を行うことにより、校正に使用した標準器、計測機器もトレーサビリティを確保しています。

ロックウェル硬さ標準片

校正測定能力0.38HRCを確保した計量研型基準ロックウェル硬度計で校正することで、国家基準レベルでの硬さ値の評価が可能です。代表的なCスケール・Bスケールはもちろん、各種スケールでの校正が可能です。

ビッカース硬さ標準片/マイクロビッカース硬さ標準片

ビッカース硬さ標準片=5~50kgf マイクロビッカース硬さ標準片=0.001~1kgf での校正が可能です。
ヌープ硬さも対応が可能です。また、くぼみ読み取りの目合わせとして『標準くぼみ片』の取扱いもございます。
複数荷重を同一標準片に追加で校正することも可能です。                                 (但し、試験条件によっては校正値の精度が付かない場合があります。)

ブリネル硬さ標準片

球圧子ー試験荷重の組み合わせによる校正が可能です。複数荷重を同一標準片に追加で校正することも可能です。
(但し、JIS Z 2243-1:2018 7.4にて規定されたくぼみ径に収まること)

ショア硬さ標準片

ショア硬さ基準片の校正はJIS B 7731:2000にて規定されている通り、ビッカース硬さからの換算値で評価されます。
弊社のショア硬さ標準片はNRLMとの間でトレーサビリティが実現した試験機にて校正されているため、試験機検証の際にはリニアな値で検証することが期待できます。

シャルピー衝撃基準片

NRLMの指導により、タグチメソッド(品質工学)の手法を用いて、シャルピー衝撃試験機用基準片の開発・量産に国内で初めて成功しました。

シャルピー衝撃基準片の校正は一般行政法人 日本海事協会(以下、NK)にて校正を依頼し、製造ロットの中から無作為で抽出された試験体から得られた試験結果で標準値を評価・付与されます。                               シャルピー衝撃基準片はNKに校正を依頼し、基準値を評価・付与されます。

なお、NKの標準衝撃試験機は国立研究開発法人 産業技術総合研究所所有の国家標準試験機と試験機間検証がなされており、トレーサビリティを確立しております。

(取扱い)
・30J
・100J

適合:JIS B 7740:1999

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
一般財団法人 日本海事協会
一般財団法人 日本軸受検査協会
一般財団法人 日本品質保証機構
                   五十音順